ごあいさつ
 
謹啓
 皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 このたび第5回日本フットケア・足病医学会中国四国地方会学術集会を開催させていただくこととなりました。これもひとえに会員の皆様並びに関係各位の支援のおかげと心より感謝申し上げます。
 本会の開催テーマを「教えて!みんなのSDGs:Simple(簡単な)Design(工夫で)Goals(治療目標)」とさせていただきました。
 自分たちの香川県では、2009年3月に下肢の創傷治癒を考える会(香川Podiatryミーティング)と題を打ち、香川大学形成外科田中嘉雄前教授を代表世話人として会を発足しました。幅広い横のつながりで、自分たちの診療している工夫を持ち寄り、連絡をとれる研究会を行っていました。足病の治療に関わる診療科の医師、メディカルスタッフとともに、熱い思いで会を盛り上げていったことを覚えています。2016年に日本下肢救済足病学会中国四国地方会が発足し、発展的に閉会となりました。今回も自施設にて行っている診療・治療の簡単な工夫を皆で持ち寄り、あれやこれやワイワイと話し合えるような学会にしたいと考えています。もちろんその工夫が持続可能なものであれば、さらに充実したものになると考えています。
 2019年には日本フットケア学会と日本下肢救済・足病学会が合併し日本フットケア・足病医学会が発足となり、はや4年が経過いたしました。その間、2022年4月の保険改定で下肢創傷処置と管理料が新設されました。運動器リハビリテーションの対象疾患に糖尿病足病変が適応疾患に加わりました。どんどん我々の診療にも変化が起こっています。現在の医療は多職種連携が重要視されており、足病分野はまさに多職種連携が最も必要とされる分野です。日本フットケア・足病医学会に参加される幅広い職種の会員の皆さまにご満足いただけるような学会運営を行いたいと思っています。COVID-19の影響はまだまだ続いていますが、当日は多くの会員が集まってリアルに語り合える会になることを祈念しつつ、運営委員一同皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
謹白 
   2023年1月吉日 
 
第5回日本フットケア・足病医学会中国四国地方会学術集会 
                           大会長 辻󠄀 哲平 
(香川大学医学部循環器・腎臓疾患地域医療学講座)
     
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